2007年05月07日

先の大戦中、何があり何がなかったのか

従軍慰安婦、南京大虐殺など、先の戦争に関してほとんど知識のない私が、おこがましくもネットの情報を頼りに記事を書いてきましたが、コメント欄でご紹介いただいたサイトをいくらかを読んで、いろんな証言や意見にふれ、おかげさまで視野を広げさせられています(^^ゞ。

戦争に関して、一方には「中国帰還者連絡会」(中帰連)のような立場があるようです。その活動目的は以下のように書かれていました。
私たちの活動の出発点は、「認罪」(過去の戦争の非を認めること)であります。私たちは、常にこの認罪の立場に立ちながら、二度と日本に侵略戦争への道を許さず、同時に日中友好、ひいては世界の平和に、いささかでも貢献出来ればと考え、残り少ない人生を共に手を携えて活動しております。

侵略の戦場で何があったのか」の中には、そんなことがあったのか!という証言があるのですが、所々「うん?!なんかヘン」という部分もありました。まだごく一部しか読んでませんが、気になったところを以下に指摘します。
   「中国帰還者連絡会とは?」
中国の戦犯管理所では強制労働がないばかりか、有り余る時間が私たち戦犯に与えられました。中国政府の戦犯にたいする方針は「戦犯とても人間である。その人格を尊重せよ」という人道主義の政策であり、管理所の全工作員も個人の恨みを超えて、この政策を忠実に実行されました。工作員たちは、日々コウリャン飯を食べながら、戦犯には白米飯と豊かな副食を精一杯調え、罵る戦犯には笑顔で応え、病人には高価な貴重薬を惜しげもなく投与しました。その他、衛生・運動・文化・学習などすべてに好い条件を保証されました。

「誰がおらあに字を教えてくれたのか」以下の部分だけ、文体も違う気がします。
そうしたら、当局ではおらあに多くの本を買ってくれた。帳面も鉛筆もインキも。ペンも万年筆まで買ってくれた。そしてイロハから習い始めた。班長さんは喜んで、毎日来て面倒を見てくれ、自分のことのように心配してくれた。こうして仲間から本に振ガナをつけてもらい、字を勉強して来ました。

 もう一つの方法は、部屋の人たちに本を読んでもろうて、おらあは勉強をしたのです。だから、おらあは二つの方法をもって勉強をしたのでありました。

 おらあが勉強をするのに、管理所当局と部屋の人たちが、数知れない世話をしてくれました。それとほんとうに親兄弟のように優しゅうしてくれ、おらあに当局は五年間労働もさせず、またおらあに何の心配なく生活をあたえてくれ、自由に欲しい本を買ってくれました。だからおらあは、心配もせず字をならうことができたのであります。
中国人がとても優しくしてくれたとのことなんですが、捕虜の日本人のほうがおいしいものを食べ、労働をする必要もなく、ただで勉強させてくれたとは?? しかも昔はぜいたく品であった万年筆まで買ってくれた??

実際、残留孤児が中国人の手によって育てられたという事実は中国人の優しさを示していますし、とても感謝できることだと思うんですが、それにしても捕虜をこのように扱う収容所というのは考えられないと思いませんか? 米軍の兵士がイラク人の捕虜を残虐に扱っていることでも分かるように、人間というのはその立場になると、普通はしないことでもやってしまうものなのではないかと思います。

書かれていることすべてを否定するわけではありませんが、もしかしたら、中国の望む行動や発言をすることを条件に釈放されたのだろうかという気がしないでもありません。全然別の話を持ち出しますが、安部総理の祖父、岸元首相はA級戦犯でありながら死刑を免れたのは、アメリカCIAのエージェントとして行動することを約束したかららしいという意見も聞きました。あくまでも憶測ですが…。⇒藤原直哉の「日本と世界にひとこと」あぶりだし(直接的には別の人を扱っていて、岸元首相については一部言及しているだけですが興味深いです)それと、似たようなことではないのかという気がします。

もう一方の見解として、「朝日報道」を検証するも興味深いです。これも一部しか読んでいませんが、労工狩り―中国人強制連行―では、中国人を強制連行したという話がウソであったことを扱っています。

また「従軍慰安婦と日本政府」のページでは河野談話に関して、1997年3月9日産経新聞の写真があり、次のように説明があります。
左上に 慰安婦強制連行 と囲みの見出しがあります。その右側に、認めれば問題収まると・・・ とあり、石原官房副長官の発言として 「河野談話は総合的判断」 となっています。

「総合的判断」つまり、丸く収まるんだったらこのさい謝ってしまおうではないか、そのほうが長い目で見て自分たちの利益になるのではないか、ということでしょうか。記事が全文読めないので、真偽は分かりませんが、ありえると思いました。

そして、もう一つ。朝日「従軍慰安婦」報道では、「朝鮮人を強制連行した謝罪碑を韓国に建てる吉田清治さん」が偽証したことについて書かれていました。

これが事実であれば、なぜ自分にとって不名誉なことを言うのかという問題がありますが、どうだったのでしょうか。

先ほど述べたように釈放の条件だったのかもしれないですし、それに加え、中国、あるいは日本人の注目を引くために誇張してしまったのかもしれません。もしかしたら一種の不幸自慢みたいに…。

この問題に関してはいろいろな有識者が語っていますが、私たちはそれをどんな人が言ったかということに結構惑わされてしまうものだと思います。この人が言っているのだから正しいはずだ…と。しかしどんなに賢い人でも間違った判断をすることはあるのですから、この問題に限らず、両論を聴いて最終的には自分の頭で考えて判断したほうがいいのではないかと私は思います。

〓 追記(07/05/08) 〓河野談話が発表されたいきさつが池田信夫blog:「従軍慰安婦」の政治決着は見直すべきだで扱われていました。当時の石原元官房長官も河野談話がいいかげんなものであることを認めていたようです。
こちらの⇒「河野・慰安婦談話と石原元官房副長官の証言」もご参照ください。

さらにITS下田さんのサイトで見た動画を貼ります。

〓 追記(07/05/10) 〓
下のコメント欄に参考資料を追加しました。
posted by 野バラ at 18:50 | Comment(10) | TrackBack(2) | 時事問題
この記事へのコメント
過去の事は雲をつかむようで、真実は人々の胸中に流動しています。

なるほど、あるいはそうかも知れませんね。
野バラさんがそう思えば、私もそう思います。(^^;
Posted by 岡目 at 2007年05月08日 01:26
こんにちは。
いよいよ野バラさんも、【真実】に導かれる人生を開始する準備が完全に整ったようですね!^_^;・・・ヨカッタ!
重要なのは【真実は何なのか!?】の一点であり、暴露主義による快感に陶酔する事ではありません!!
私だけでなく下記に紹介されている人達も、天国から祝福して下さっているに違いありません!!

http://shupla.w-jp.net/datas/flash/sinjituwadokoni.html
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h12/jog142.html
Posted by ITS下田 at 2007年05月08日 10:56
はじめまして、
当方のブログへトラックバック
ありがとうございました。

本件に関する野バラさんと私のスタンスは近いように感じました。

私もこの件については首をつっこんだばかりで、まるで勉強が足りてませんが、勉強しすぎると変な偏りがでてきがちなので、歴史問題の「素人」が「素人」のまま率直に意見を発信していくことも大事だと思ってます。

おかしいことはおかしい。
なぜかこれ以上に物事を複雑化させようとする魔物が本件には多数潜んでいるような気がしてなりません。
Posted by K at 2007年05月09日 23:24
■ Kさん、コメントありがとうございます。

>おかしいことはおかしい。なぜかこれ以上に物事を複雑化させようとする魔物が本件には多数潜んでいるような気がしてなりません。

そうですか…。わずか数日ネットで検索しただけのド素人なので、深入りは難しく「ここはおかしいね」と言うくらいがちょうどいいですね。(Kさんのお名前のリンクを、勝手ながら該当記事へのリンクとさせていただきました)
Posted by 野バラ at 2007年05月10日 02:52
■岡目さん、ITS下田さん、素人の私にそれぞれご意見をくださりありがとうございます。ご紹介のリンクは読ませていただきました。

私も「真実は何か」というのはある程度大切と考えているんですが、戦争に関して言えば、無数の人が関係している以上いろいろな真実があるのかもしれませんね。戦争中人道的に行動した人もいれば、混乱に乗じてむごいことをした人もいるでしょうし。歴史に関して私は知らないことばかりなので、引き続き勉強をしていこうと思います。
Posted by 野バラ at 2007年05月10日 03:26
〓 追 記 〓
池田信夫 blog の池田さんは長年NHKの報道番組制作に携わった方らしく、憶測を排除して、綿密な調査をしたうえで書かれていると思いました。以下の部分は慰安婦関連の記事です。

●2006-11-6「高野談話は見直しが必要だ」
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/9e5aa6186ca7720af0d709d304c6fb9c
の中では慰安婦騒ぎがつくられたいきさつが述べられています。
●2007-03-12「慰安婦問題の再調査が必要だ」
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/ab4e9f4e372098e706c47ba5c5d032a2
の中では慰安婦の数を「20万人」とするのは誤りで、2万人弱と推定されるとありました。またウソや捏造問題もあることが扱われています。

さらにコメント欄での「補足」では「強制連行」という言葉が登場したいきさつが書かれています。またゲストのコメント内で、慰安婦だったと称する方の言葉の矛盾が指摘されていました。

以上、お知らせでした(^_^)。
Posted by 野バラ at 2007年05月10日 03:54
> ..... 以上、お知らせでした(^_^)。

なるほど、池田センセイご自身の番組制作体験ですので、説得力がありますね。
ありがとうございます。

先月末の最高裁で、戦争時の控訴事案は認めるが賠償請求は認めない、との判決はナカナカの智恵ですね。これは両方が勝ったような大岡裁きですので、めでたし、めでたし。

余談ですが、私は「池田ブログ」をちょっと読んだだけで眠くなっちゃったが、さすが「ダンセイノウ」:57.5% の野バラさん。ソウトウなインテリと思われます。(^^;

余談の余談ですが、池田センセイの小難しい「進化心理学」やら「利他的遺伝子」の不毛な論争やら...なんかより、野バラさんの05年暮れの「6分でおかゆの裏ワザ」の方が、ヨポド楽しくて実用的と思われます。(^^;
Posted by 岡目 at 2007年05月10日 23:46
岡目さん、お褒めくださってありがとうございます(^^ゞ。認めていただけると、あまりない自信がわいてきます。

でも「インテリ」の言葉には、ほかの方が噴き出していらっしゃるかも…(笑)。

池田信夫さんのブログ、予備知識なしの部分は私にとっても難解なんですが、たまにわかる部分は興味深かったりします。あまりふだん読みに行ってないのですが、以前、温暖化を扱った部分は明快でよかった記憶があります。

私も近いうち、温暖化のこと書こうと思ってます。世界の多くの人が騙されていると私は思っているんですよね。えっと、根拠はまたあとで…(^_^)
Posted by 野バラ at 2007年05月12日 06:20
こんばんは。

> 私も近いうち、温暖化のこと書こうと思ってます。

楽しみにしております。(^^ゞ。
Posted by 岡目 at 2007年05月14日 01:01
三角合併解禁は恐ろしいですね
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200705/article_1.html
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/704.html
亡国の三角合併です
参議院選挙で大波を止めましょう
Posted by うずら at 2007年05月24日 22:32
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