2007年01月20日

野口さん事件と超能力捜査

nancy.jpg 野口英昭さんの事件は、昨年12月26日に日テレで『FBI超能力捜査官』という番組で扱ったため、再度人々の注意を引いたようで、私のサイトへも「野口」の検索語によるアクセスが一時的に増えました。

番組は、2006年最大の謎に迫る堀江被告元側近の沖縄怪死事件は自殺じゃない!?犯人の顔透視で妻が“見たことある…”という副題のもと、透視の超能力があるという、ナンシー・マイヤーにより、野口さんの死因に迫るという番組でした。野口さんに関しては、私も注目しこちらのページを作っていますので、予期せず始まった番組にあわててICレコーダーを取り出しテレビの音を録音し始めました。

まずは、その透視がいかに当たるかを、青森の消費者金融放火事件の犯人を透視したというモンタージュを見せて、野口さん事件に期待を抱かせます。「えっ?そっくりじゃない!」とオバカな私は驚いてしまいました。⇒♪(0':55" 435KB)

その後、野口さん怪死事件の経過をたどり、⇒♪(6':46" 3.1MB)
次がいよいよ透視でした。何か新たな情報が得られたでしょうか?
⇒♪(4':58" 2.3MB)透視内容は次の通り。
  1. 事件は自殺でなく他殺 (これは透視しなくても推測できる)。

  2. 野口さんは空港からタクシーでホテルへ行った。あとを付けてくる人がいないか気に掛けていた。

  3. 野口さんはあらかじめ沖縄で犯人たちと待ち合わせをしていた(だとしたら、カプセルホテルに押しかけたりしないと思うし、実際野口さんはホテルで睡眠薬を飲んで休んでいたし)。

  4. 犯人は2人で、ホテルの裏にバイクで乗り付けて、非常口から侵入。

  5. サッカーシャツは犯人の一人が、ベルトに手ぬぐいを垂らすようにはさんでいた(沖縄とはいえ1月のことですから、これはあり得ないと思います。着ていたのではないでしょうか)。

  6. 実行犯の顔:少し寄り目、ふくらんだ鼻、小さな上唇(あとで出てくる2人のうちどちらの顔でしょう?)。

  7. 犯人たちと待ち合わせたのは、犯人たちの組織から巨額のお金を借りるため。しかし、すでに多額のお金を組織から借りていたため、取引は成立しなかった(カプセルホテルでそんな大事な取引はしないでしょう)。

  8. 2人はただの取り立て屋。ホテルに押しかけ強引に取り立てようとした。野口さんは返済を待ってくれと言い、かっとなった2人に殺された。沖縄と東京のボスはきつく取り立てるよう指示していた(あらかじめお金を貸してもらう目的で待ち合わせしていたのに、なぜここで取り立てる? 旅先に多額の現金を持ち歩いてはいないでしょうに、自宅でもないところに取り立てに行く? それに殺してしまったら取り立てはできないし、沖縄と東京のボスに怒られない?)。

  9. 2人はある組織に入っていて沖縄と東京にボスがいる。殺せとは指示せず巧妙に殺させた(借金の取り立てに行ったのであれば、なんのために殺させる?)。

  10. 犯人1の顔:30代。ボサボサの髪の毛、頬にニキビのあと、額には3本のしわ(これは個人の特定に役立つ?)。

  11. 犯人2の顔:20代。細長い顔、短く立てた髪、ぎょろりとした大きく威圧的な目、眉間に3本の縦じわ。

  12. 突発的な事故ではなく、殺人。ボスは殺人の指示を出していないが、20代の犯人は組織の中でもかっとしやすいことが知られているので、組織のボスは彼が最終的にどんな行動をするか知っていた。計画的な殺人である(このあたりは矛盾してますね)。

ざっと要約すると――
お金を借りるために沖縄に行き、待ち合わせをしていた。犯人はきつく借金を取り立てるよう指示されていて、ホテルの裏口から忍び込んだ。野口さんが返済を待ってくれと言ったので、かっとなって殺した。かっとなって殺すであろうことは、ボスは想定済みだったので計画的な殺人である。

ということですが、借金の取り立てと計画的殺人は整合性がないですし、どうもこれでは殺した理由が見えません。また、かっとなって首を絞めたというなら分かりますが、包丁で刺されていたんですから、最初から殺すために包丁を持って行ったんでしょう。カプセルホテルで調理をすることは考えられないので野口さんが購入したはずはありません。

それと重要な証拠とされた野口さんのコートの後ろのボタンが取れていた件ですが、それは透視するまでもなく知られていたことで、植物片がポケットに入っていたとも、ブログに写真入りで載せてくださっていた方もいました。だれかと争っているのが透視で見えるといいますが、透視しなくても当然考えられることです。争ったのがいつどこでなのかを透視してくれたらよかったのではないでしょうか。野口さんはホテル備え付けのガウンを着て寝ていたところを襲われたのであって、部屋の中でコートを着ていたわけではないのですから。

どうも、あとからよく考えてみると、この方は行き当たりばったりでいい加減なことを言っているようです。それにマダム・モンタージュと言われているそうですが、モンタージュは東京の似顔絵師が忠実に描いたそうで、本人は描かないんですよね。てっきり本人が描いていると思い込まされていました。

野口さんの奥さんが、夢で見た犯人の顔と似ているというのも、超能力があると信じ込ませたためにそう見えたのでしょう。この事件は、口にはしませんが、誰もが暴力団員の犯行だと想像しているでしょうし、だいたい殺人をするような人の容貌というのは険しい顔で、身だしなみも整えていない人を想像するんじゃないでしょうか?

このマダム・モンタージュについてネット検索すると、インチキだと書いてあるサイトが複数ありました。

まず、青森の消費者金融に放火した犯人のモンタージュですが、あの事件は目撃者が多数いて、警察はモンタージュを2枚作成していたようです。マダム・モンタージュがテレビ出演して犯人のモンタージュを見せた数日後に犯人が逮捕されたわけですが、すでに犯人を警察が絞り込んでいた結果だそうです。このあたりは、やらせ番組だという印象を受けますね。
参考サイト:⇒超常現象の謎解き ⇒透視能力の謎 ⇒FBI超能力捜査官はアホだ

あとは残留思念というのが怪しい。例えば、犯人を追いかけるために犬に臭いを嗅がせて追跡させるということがあり、これはこれですごいことですが、臭いが残っているのはほんのしばらくの間でしょうし、果たして1年近くたって人の意識が残るなんていうことがあり得るでしょうか? 質問されて答えられないと、人々の残留思念が交錯していて、はっきり見えないと、はぐらかしていましたよね。

FBIには超能力捜査官などという役職はないそうです。野口さんの奥さんの、藁をもすがりたい気持ちを利用して作った娯楽番組みたいで、なんだかねーと思いました。

あと、私のまったくの想像ですが、犯人2人のモンタージュは、もしかしたら実行犯の顔写真を見た上で作ったのかもしれないと思っています。その理由は…、次の機会に書きますね(透視したというモンタージュはこちらの⇒ブログ「幸運のパンダ」さんに載っています)。
posted by 野バラ at 02:30 | Comment(3) | TrackBack(2) | 時事問題
この記事へのコメント
あれからもう一年になるんやね(^。^;;

テレビで超能力者とか出てくるんは昔っから よぉ見るけど、あぁゆうのでまだ一回も事件解決したことないもんねw
これも納豆と一緒かぁ??
Posted by いんきょ at 2007年01月25日 22:10
いんきょさん、コメントありがとうございます♪
マスメディアが提供しているからといって、安易に情報を鵜呑みにしてはいけないということのようですね〜。

いんきょさんのブログ、訪問してみました。
http://310inkyo.jugem.jp/?eid=1
CIAが偽札を作っていたなんて!驚きです。
Posted by 野バラ at 2007年01月26日 21:30
コメント有難う御座います。当サイは殆どコメントが入りませんので、たまに入ると見逃してしまいます。コメント遅れて申し訳御座いません。この情報は週刊誌に出ていましたので表情報です!w
Posted by ITS下田 at 2007年04月15日 03:34
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