2006年07月11日

公正な視点を持つのは難しい

gaza060711.jpg 夜の8時、心地よい風が吹き渡る我が家の庭で一家団らんを楽しんでいると、突然ミサイルが撃ち込まれ、さっきまで笑顔を見せていた家族7人は血まみれになって死亡あるいは重傷を負い、自分一人だけが無事だったとしたら…、どんな思いがするでしょうか。あるいは、新築したばかりの家を蜂の巣のように、穴だらけにされたとしたら…。

きょうの毎日新聞に次のような記事が載っていました。
イスラエル:ガザ侵攻 イスラエル軍の誤射続く なぜ我が家が、募る怒り 【ガザ市・海保真人】イスラエル軍のパレスチナ・ガザ地区への侵攻で、誤射とみられる攻撃が相次いでいる。過去の侵攻でもたびたび目立ったことだが、一般市民の巻き添えは、パレスチナ人の怒りを買っている。
 北東部シュジャイヤで8日午後8時ごろ、一家が、だんらん中の庭先に突然、空からミサイルが撃たれ、母子3人が死亡、4人が重傷を負った。武装集団だと間違われたらしい。

 唯一無事だった父ファリード・ハジャジさん(50)は「イスラエル軍はやりたい放題で、だれも止められない。なぜ我が家が狙われたのか、それだけ教えてほしい」と、ぼうぜんとした面持ちで話した。

 一方、北部ベイトラヒヤでは8日までの侵攻の際、数軒の民家が銃撃、砲撃を受け大破した。壊れた壁とガラスの破片だらけとなった室内で、自治政府職員のサラハ・アルジュルさん(53)は「家族は無事だったが、家は新築して6カ月しかたっていない。ローンはまだ残っている。こういうことが私たちにイスラエルへの憎悪を募らせ、復しゅうしたい気持ちにさせるのだ」と不快そうに話した。

毎日新聞 2006年7月11日 東京朝刊
もちろん中東でいつも紛争があることは知っていましたが、新聞の国際面は人ごとでしかなく、またかと同情心を感じることもなく読み飛ばしていた私でした。しかし、それこそが意識を操作されていたのだということに今ごろになって気付かされています。
このブログの「お気に入りリンク」でご紹介している「ポチは見た。」の、その3、なぜ「あの国」の名前がマスコミに登場しないのか?の中に次のようなことが書かれています。
昔からユダヤ人というのが世界中で財をなしていたことを言っただろう。じつは彼らは「国を持たない大国」と言われていて、巨万の富を元に世界を動かしていたわけ。そして…じつは、『アメリカ』という国も、実態はユダヤ人がかなりの力を持っていて、裏で彼らに操られちゃっているんだよ。まぁ 『アメリカ』という国が『ユダヤ』人の国の仮の姿とも言えるな。アメリカの人口でユダヤ人の占める割合はたったの2%ぐらいらしいんだけど、政治家や財界等のトップクラスにはじつにユダヤ人が多くて、相当な力を持っているんだよ!

それでわかったワン!!
『アメリカ』という国がなぜか、『イスラエル』の味方ばっかりすることを。

「でもな、日本やアメリカのマスコミは、そんな大問題について一言も触れようとはしない。まぁ、一種のタブーってヤツだな。ユダヤ人の問題ってのは、マスコミでは誰も問題にしたがらないんだ。色々めんどうな事が多いからね。だって日本はアメリカの操り人形なのだから仕方ないよね。みんな心の底でわかってはいても、口に出して言うことはできない。おまけに日本にもかなり親イスラエル系の資金が流れ込んでいるからさ。そういう会社はマスコミにとっても大切なスポンサーなわけ。
毎日新聞を責める気は毛頭ありませんが、先ほどの記事では、イスラエル軍の「誤射が続いている」となっていました。でもイスラエル軍がパレスチナのガザ地区に侵攻しているのですから、誤射などではなく、民間人を情け容赦なく皆殺しにしているという意味にしか取れないと思いませんか。

同じく「お気に入りリンク」に入れている"エンヤ"が歌う『Only Time』のフラッシュでは、9.11事件の様子と被害者の写真が出てきます(お気に入りに入れたといっても、必ずしも思想的に同調しているとは限りません)。あのニュースを初めて見たとき、まるでフィクションの映画を見ているような信じられないという思いと、亡くなった方たちが可哀想という思いがありましたが(もちろんそれが悪いわけではありませんが)、同時に私たちはテロを引き起こしたとされる国々への敵意をも知らずに植え付けられていたかもしれません。

英語はほとんど分からない私ですが、あのフラッシュの最後に書かれていた英文の中に確か「ブラボー・ブッシュ。あなたの勇気は素晴らしい」みたいなことが書いてあったように思います。最後はお決まりの「God Bless America.」で、「神はアメリカを祝福してくださる。だから一致団結して敵に立ち向かおう」という意図でしょうか。日本を含めどこの国もそうでしたが、「我々には神が付いていてくださる。だから必ず戦争には勝てるぞ」と自分勝手に考えてきたものです。

人が子どものころは、自己中心的にしか考えられないものですが、大人になるにつれ他人の立場を思いやれるようになるのが普通だと思います。でも、アメリカという国はいまだに自分たちだけが世界の中心であり、神もアメリカの味方をしてくださると思っているようですね。

話を戻しますが、世界各地で災害や人災が起きると人道的援助がなされるのに、イスラエルの攻撃で苦しんでいるパレスチナの人たちのことはほとんど置き去りにされ、むしろ自業自得のように思わされている私たちは、アメリカ、そして世界を操っているユダヤ人の戦略にまんまと乗せられているということのようです。もちろん、個々のユダヤ人とは別の話ですが。

物事を正しく捉えたい、他人は公平に扱いたい、と思ってはいても、どこかで私たちの視点は歪んでしまい、それに気付かないことが多いようです。ちょうどこういった→驚異の錯視図形を見たときに、自分の目が騙されていることをまったく認識できないようなものでしょうか。

自分が錯覚していることにも気付かず、独りよがりの正義を他人に押しつけてしまう危険性を誰もが抱えていますが、それを避けるためにもいろいろな相反する意見に耳を傾けてみる、ときには絶対相手が間違っているように思えても、とりあえず聞いてみることが必要なのかなと思います。難しいですけれどね。
posted by 野バラ at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題
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