2006年05月20日

"事実"のくつがえる多さよ!

ダイオキシンの危険性」なんて前回書きましたが、調べてみると何とこれもいいかげんなデータに基づいたものだったとは! 所沢の焼却場のダイオキシンがどうとかというテレビ朝日の報道が大きな問題になったのはついこの間のことなのに。

お気に入りリンクに入れさせていただいた「ぶいっちゃんのリンク集」、おもしろくて参考になるサイトがたくさん集められていてありがとさん(^ ^)!ですが、紹介されていたサイト「思えばバカな企画だった」のダイオキシン編(仮)は目からうろこでした。
ダイオキシンはサリンの2倍の毒性などと言われたり、ベトナム戦争時、枯れ葉剤に含まれていて、その結果奇形児(ベトちゃんドクちゃんとか)が多数産まれたと言われ、恐ろしいガスという認識でした。私は20年以上も前から塩ビ製品を買うのを控え、例えば、ラップも丈夫で熱に強い塩化ビニリデン製はやめてポリエチレン製にしたり、そのうち使い捨てでないプララップにしましたし、食塩をゴミに入れるより排水に流したほうがいいだろうかと気を遣ってきたのですよ。ず〜っと。

このサイトの説明によると、ダイオキシン類は200種以上あるが毒性はまちまちとのこと。しかも人は食物から取り込む量はごくごくわずからしいです。

ところで次の部分は誤記でしょうか?
例えば厚生労働省の平成13年度調査では、1日に体重50kgの人で1kg当たり1.68pg-TEQのダイオキシンを摂取する、ということである。
「1日に体重1kgあたり1.68pg(ピコグラム)-TEQのダイオキシンを摂取する」ですよね?(あと、買い物袋は塩ビじゃないので燃やしても塩素は出ないですよね?と、つっこんでおきます(汗)。

追記(06/05/25):〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
環境省の2002年度の全国調査によると、
日本人の食事経由ダイオキシン類摂取量は
   0.93〜1.8pg-TEQ/kg体重/日
その平均値は
   1.3pg-TEQ/kg体重/日(1日体重1kgあたり)
だそうです。
TEQとは毒性等価係数で、ダイオキシン類といっても毒性はまちまちなため、最も毒性の強いものを1とした場合の数値のようです。

それで最も毒性の強いダイオキシンに換算して、日本人は1日、体重1kgあたり1.3pg(ピコグラム:一兆分の1g)を食事から取り込んでいるということですね。

ハムスターの半数が死ぬダイオキシン量が0.6μg(マイクログラム:百万分の1g)。それだけの量を平均的日本人が取り込むには、(0.6μg÷1.3pg)日かかるわけで、600,000÷1.3=461,538日≒1,260年 となりますね。

そんなに長生きする人もいませんし、ダイオキシンに過敏に反応する必要など全然なさそうですね。もちろん死ななければいいという訳ではないですが。
〜〜〜〜〜〜〜(追記おわり)〜〜〜〜〜〜〜〜〜


市民のための環境学ガイド書庫」←こちらの1999年、2000年分にもダイオキシン関連の記事がたくさんありますが、毒性については結構懐疑的です。

ダイオキシン騒動の後、小型焼却炉が使用禁止になったので、うちの近くの工場も煙を出さなくなり、我が家にとっては良かったのですが、ダイオキシンは害が少ないと知っても、ビニール類を燃やしたときの悪臭からは、どうしても健康に悪いイメージをぬぐいきれないのですが。

似たような問題に「カネミ油症事件」がありますが、Wikipediaには2002年に厚生労働大臣が、「カネミ油症の原因物質はPCBよりもダイオキシン類の一種であるPCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)の可能性が強い」と認めたため、再び注目を集めている」と書いてありますね。

こうしたセンセーショナルなニュースというのは、ひた隠しにされるケースと逆に注目を浴びたいせいか、考えられないほど大量の物質を動物に投与して、発ガン性があると発表したりしますよね。その昔、20年以上前のような気がしますが、新聞でナスの紫の色素に害ありと発表されたのを思い出しますが、今そんな事を聞くことはなく、むしろ野菜の色素はポリフェノールとして持ち上げられています。ちょっとはずれますが、韓国のES細胞のニュースにも世界中がまんまと騙されてしまいましたね。

私たちはこうしたニュースを自分で確かめるわけにはいきませんし、これからもいいかげんなデータに基づくニュースに振り回され続けるんでしょうかね〜。学者の方々には、誘惑に屈することのない誠実さを示してほしいものです。
posted by 野バラ at 06:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学
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